この2つの本を読んでみました。
本屋に並んでるサラリーマン資産形成術の中で惹かれたのが節税術でした。
私はサラリーマンなので当然給料は天引きなので、節税の余地はふるさと納税くらいです。
しかし本屋にはサラリーマンでもできる節税術!みたいな本が結構たくさんあります。
斜め読みしてみたところ
一言で言えば、
①サラリーマンの年収の累進課税は高すぎで法人税の方が安いから、副業は法人を作ってそこに収入入れて税金を節税して、
②かつ経費計上できるのを利用して車とか仕事で使うものは法人経費に計上して節税しよう
ということ
なのかと思いました。
(全然一言じゃありませんでした笑)
興味あったので冒頭の2冊読みました。
①について多く触れていたのが『今すぐ妻を社長にしなさい』でした。
②については『何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えて下さい』を読んでみました。
というわけで『今すぐ妻を社長にしなさい』の
節税箇所の要約です。
冒頭から刺激的な文章が並びます。
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<以下引用>
サラリーマンでは考えられないような節税が可能になります。
サラリーマンという職業は、構造的にお金持ちになれないような仕組みになっているのです。
節税は世界で一番ノーリスク・ハイリターンな資産形成テクニックだと思います。
妻を社長に仰いだプライベートカンパニーには---日本で一番低い税率が適用される。サラリーマンには認められていない経費も認められる
数字で一番引っかかったのは⬇︎です。
年収500万円だとサラリーマンだと所得税20%+住民税10%で合計30%、つまり150万円が税金で取られます。
法人だと粗利500万に対して法人税21%で10%お得。しかも赤字だとさらに約10%払わなくて良い。さらにさらに税率は粗利-経費の額にかかる。なので経費が300万の場合粗利500万ー経費300万の200万の21%で42万円。
サラリーマン:150万円
法人:42万円
ということになります。
これは強力で魅力的です!
なのでプライベートカンパニー(=法人)を作ろう!
というのが『今すぐ妻を社長にしなさい』が
キーメッセージです。
こちらの本では副業用にプライベートカンパニー(=法人)を作るというよりはタイトル通り妻にプライベートカンパニーを運営して貰って節税対策という趣旨です。
プライベートカンパニーの他の効用として
▪️相続税対策になる
▪️会社経営のための必要経費で自宅家賃/光熱費/通信費を計上できる箇所がある
(②と同じポイントです)
が挙げられています。
妻を社長にする効用として
▪️主婦力を経営に活用する
▪️女性ならではの気遣い経営
も挙げられています。
本には
「では何をプライベートカンパニーの事業にすれば良いのか?(5つの条件と坂下さんが行なっているのはアパート経営)」
「プライベートカンパニーの種銭の貯め方(財形貯蓄の利用)」
「プライベートカンパニーを作る手間(7万円、3時間程度)」
などもカバーされています。
私は節税に興味があったので節税の箇所を抜粋した形です。
作者の坂下仁さんはブログを持っていますので
リンクを貼っておきます。
https://moneysommelier.com/books01
面白いと思われた方は是非見て下さい。
次に②のために
『何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えて下さい』を読みましたが、個人事業主の目線が主でプライベートカンパニーではありませんでした。
Case by caseですが年間利益が600万円を超えたらプライベートカンパニーの方が個人事業主よりお得とありました。
漫画仕立てで読みやすく面白いです。
フリーランスになると、住居費の何割かを経費計上して節税できる一方で保険料の負担はサラリーマンの倍だったりして、サラリーマンより得かなぁ思ったりしました。
保険料は倍払うけど、控除になるので節税と言えなくもないのかなぁ。
サラリーマン 10万保険料 10万控除
フリーランス 20万保険料 20万控除
と並べて両者300万の年収とするとサラリーマンが290万円に課税、フリーランスが280万円に課税だから、残金はサラリーマンの方が残りますね。
自分が知りたいことは副業の節税なんだなぁと
読んで気づきました。
副業について自分の所得とするか妻名義の会社の事業収入にするか、が分かれ目なのかなぁと。
また本を探してみたいと思います!